SS⇒PSコントローラ変換を作る(AVR編)

以下より,AtmelStudioをダウンロードしてインストールします.2014年3月20日現在,Beta版の6.2が最新版です.Windows8.1にも対応しているので,Beta版ですが6.2を入れてしまいましょう.私は6.1を入れようとして面倒くさいことになりました.ダウンロードの際はユーザ登録が必要です.

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KUGACATのZIFソケットを開けてIC(ATTiny2313)を差し込みます.まだKUGACATの電源は入れないでおきます.レバー側に1番ピンがくるように差し込みます(IC上部半円欠けているほうが1番ピン).加えて,データシートを参考にKUGACATのピンを対応する穴に差し込みます.

http://akizukidenshi.com/download/mcu/avr/attiny2313.pdf

書いておくと,

  • 1:Reset(緑色のピン)
  • 10:GND(青色のピン)
  • 17:MOSI(黄色のピン)
  • 18:MISO(茶色のピン)
  • 19:SCK(UCSK)(橙色のピン)
  • 20:Vcc(赤色のピン)

です.

後は,KUGACATに電源を接続し,AVRISPmk2の6ピンコネクタをKUGACATへ接続します.最後にUSBをPCと接続.

上図のようにAVRISPmk2のLEDランプが2つ緑で点灯すれば,正常に接続されたことになります.


無事に接続できたら,Console Convertersで配布されている(keio_sat_psx.zip)コントローラの信号を変換するプログラムのコンパイル済みファイル(拡張子.hex)をICへ書き込みます.まずはAtmelStudioを起動して,[表示]⇒[Available Atmel Tools]でAvailable Toolsウインドウを表示します.

Available ToolsウインドウからAVRISPmk2を選択して,右クリック⇒[Device Programming]をクリック.下図のようなウインドウが出てくるので[Device]からATtiny2313を選択して[Apply].

まずはFuseの設定を行います.FuseはICの電子的な設定スイッチのようなものです.これを指示通りに設定しないと正常に動作しません.設定する値はkeio_sat_psx.zipのfuses.txtに書かれています.引用すると,

です.

設定したら[Program]をクリックして,設定を反映させます.

次にhexファイルを書き込みます.[Memories]から,[Flash]欄でhexファイルを選択し,[Program]をクリックすれば書き込まれます.

書き込みが完了したら,KUGACATの電源を切ってICを取り外します.取り外したICをメインのDサブ基板のICソケットに差し込んで完成です.

あとは接続して動作確認をしてみましょう.