SS⇒PSコントローラ変換を作る(下ごしらえ編)

めんどうな作業が多いですが,ここが終わればほぼ終わりだったりします.

コントローラの延長ケーブルを真ん中あたりでニッパーで切断,Dサブ9ピンコネクタを取り付け,切り離せるように加工します(下図のような感じ).こうすれば延長ケーブルとしても使える!というもったいない精神を発揮しました.


ケーブルの一番外側の厚い被覆はカッターで切り込みを入れて,ねじって取ります.被覆をとる長さはDサブコネクタに合わせてだいたいで.中から,サターンは9本,プレステはたぶん8本の細い線が出てきますのでそれらも被覆をとります.私はHOZANのケーブルストリッパ(P-967 細線用)を使いました.

http://www.hozan.co.jp/catalog/Wire_strippers/P960series.html

被覆をとる長さのガイドをしてくれるP-919ストリップゲージも一緒に使いました.地味ながらとても便利です.サターン,プレステ⇒Dサブ9ピンは後で混乱しないよう1~9ピンは対応する番号をそのままつなぎました.あと9ピンコネクタに線をはんだ付けするときは,熱圧縮チューブを併用すればショートを防げて見た目も良くなります.


KUGACAT(AVR書き込みアダプタキット)も組み立てておきます.これは説明書をよく読んでその通りに.


メインのDサブ基板も組み立てます(写真はすでにICソケットにICが乗っかっちゃっていますが).

Console ConvertersのWiringを参考に,対応するICソケットの足とDサブのピンをつなぎます.LED Kは動作確認用のLEDをつなぎますが,私は消費電流が気になるのでつけませんでした.サターンコントローラは5Vが供給されて動くのですが,プレステの5番端子は3.9Vですので,電圧が足りなかったりします.とりあえず動いたので気にしないでOKなようです.


加工した延長ケーブルや,メインのDサブ基板の配線はテスタの通電確認機能を使ってきちんとつながっているかしっかりチェックしましょう.