レベル変換モジュールを試す

秋月電子さんでATxmega32D4なるものを見つけたので性懲りもなくプレステコントローラをつなげてみようとしたわけですが,ATxmega32D4は動作電圧最大3.9Vなので,5V信号となっているプレステ-USB変換器の類をそのままつなげてしまうと壊れてしまう恐れがあります.そんなわけでレベル変換モジュールをいろいろ試してみました.

一応おおざっぱに図解すると,以下のような接続.手始めにプレステ-USB変換とDUALSHOCK2の間に変換モジュールを挟んで試してみました.

写真のモジュールは左から,

番号 名称 メーカー 主要部品
1 TXB0108搭載8CH双方向ロジックレベルコンバータ adafruit TXB0108
2 MM-TXS01 2電源8bit双方向ロジックレベル変換モジュール サンハヤト TXS0108
3 8ビット双方向ロジックレベル変換モジュール 秋月電子通商 FXMA108
4 ロジックレベル双方向変換モジュール Sparkfun BSS138

で,結論から言ってしまうと「4」しか期待していた動作をしませんでした.なんでやねん.



以下が「4」で得られた期待した動作.

オレンジが変換前(5V),青が変換後(3.3V)



「1」TXB0108からデータシートを見てみると,

If pullup or pulldown resistors are connected externally to the data I/Os, their values must be
kept higher than 50 kΩ to ensure that they do not contend with the output drivers of the TXB0108.
(TXB1018データシートより)

とのことで一応制限らしきことが書いてあります.

「2」TXS0108のデータシートを見ても...とくになにもないんですよね....「1」のTXB0108とは型番から分かるように姉妹品となっており,TXSが上位となります.いちおう「オープンドレインに最適化してある」うんぬんかいてあるんですがはてさて.よくわかりません.

「3」FXMA108,

Do not use pull-up or pull-down resistors.
(FXMA108データシートより)

あ,なんかだめそう.



というわけでレベル変換IC系は全滅.結局一番仕組み的に簡単そうな「4」が勝者となりました.アナログ回路に理解がないのでなんとも言えませんが,似たようなことをやろうとしている方がいたらご参考までに.